SMは昨年、英ロンドンに本社を置くエンターテインメント・テレビ番組制作会社のMOON&BACKと提携し、韓英合作男性グループを誕生させると明らかにしていた。グループの成長過程はテレビ番組として放送される。
また、韓国インターネット大手のカカオと設立した米国法人を通じて所属アーティストの米国進出を本格化し、現地とのパートナーシップを拡大する。
SMはこれを後押しするため、所属作曲家の人数も大幅に増やした。
パブリッシング事業を手掛ける子会社のKMR(クリエーションミュージックライツ)は、先月までに作曲家84人を採用。昨年12月にはK―POPのヒット曲の作曲家をスカウトするため、欧州に現地法人も設立した。
SMは今年、米国でも現地法人を設立する。SMのアーティストとKMRのプロデューサーの協業により制作力を最大化し、大規模なソングキャンプ(作曲家らが集まって創作活動を行う合宿)を少なくとも2回開催する予定だ。
SMは今年、NCT WISHのデビュー(2月)に加えてNCTのテンとテヨンのソロアルバム(2月)、Red Velvet(レッドベルベット)のウェンディのミニアルバム(3月)、NCT DREAMのミニアルバム(3月)などを発売する。
昨年は前年比12%増の64のアルバムと音源を発売し、ニューアルバムの販売枚数は前年比67%増の2010万枚と過去最多を記録。前年比224%増となる340回のコンサートも開催した。
今年4〜6月期にはaespa(エスパ)のファーストフルアルバム、BoA(ボア)のシングル、EXO(エクソ)のスホのミニアルバム、少女時代のヒョヨンのシングル、NCTのドヨンのソロ作品などを発売する。SHINee(シャイニー)、Red Velvet、WayV(ウェイブイ)のミニアルバムも準備中だ。
NCT DREAM、aespa、SUPER JUNIOR(スーパージュニア)、SUPER JUNIOR―L.S.S.、NCTのテンは4〜6月期に公演を行う。
SMのチャン・チョルヒョク社長は「2024年の売上高は7030億ウォン(約780億円)で、前年比14%の成長を予想している」としながら「計画達成を目標に、25年までにパブリッシング力の拡大、レーベルの買収、グローバル拡張、バーチャルIPの四つの分野で計5000億ウォン規模の投資を行う」と説明した。