三谷幸喜氏 作品映像化巡り何度も葛藤「何で僕が作ったものを勝手にいじるんだと…」

 脚本家の三谷幸喜氏(62)が3日、TBS系「情報7daysニュースキャスター」(土曜後10・00)に生出演し、漫画や小説などの実写化について自身の考えを示した。

 昨年10月期に日本テレビ系で放送された漫画「セクシー田中さん」の原作者で漫画家の芦原妃名子さん(享年50)が先月29日、栃木県内で死亡しているのが発見された。26日に更新した自身のX(旧ツイッター)で、脚本をめぐり局側と折り合いがつかず、自らが9、10話の脚本を書くことになった経緯を説明。当初提示していた「漫画に忠実に描く」などの条件がほごになっていたと明かしていた。

 この問題を受け、原作の映像化などについて、ファンはもちろん、漫画家や小説家、脚本家、元テレビマンらが様々な立場や経験からSNSなどで議論に発展している。

 脚本を書いた舞台から映画化された「12人の優しい日本人」や、脚本を担当したドラマ「王様のレストラン」など、数々の作品が映像作品化されている三谷氏。自身も「僕も今まで長い間仕事をしてきて、こんな仕事やめようとか、なんでこんな思いをしなきゃいけないんだとか、何でみんな分かってくれないんだ何で僕が作ったものを勝手にいじるんだと思った事も何度もあるし、全部投げ捨てたいとも思うし、死にたいと思うことだってあるんですよね」と、知られざる葛藤を空かした。

 それでも「僕は踏みとどまったんですよ。何でかというと、やっぱり僕は書いたものに責任があるし、これから書くものにも責任があるし、たぶんこの先、楽しんでもらえる人がいるなら、自分が作ったものを変な感情で読んでもらいたくないし、見てもらいたくないし、あってここは踏みとどまらないといけない」と理由を説明。あらためて、芦原さんに「踏みとどまって欲しかったですね」と無念の言葉をつぶやいた。

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