お笑いコンビ・とんねるずの木梨憲武(61)が27日、都内で『みなさんのおかげです 木梨憲武自伝』(小学館)発売記念取材会を開催。芸人としてだけでなく、歌手、アーティスト、俳優、司会者としても活躍する木梨だが、自身の肩書を問われると「自転車店」と称した。
「飛行機の帰りに書く紙には、職業のところに“自転車店”と書いてます」とにやり顔で話す。「俺は長男なんで、自転車屋が中心。それは間違いない(笑)」ときっぱり。
現在の多岐にわたる活動については「番組のワンコーナーから、形になっていって。音楽だったり、アートだったり。番組で発表していく中で、少しずつ増えて、今はなんでもやらせてもらっている状況です」と語った。
しかし、今回の作家業は「これが最期」だといい「これだけ生まれてから現在ぐらいのこと書いたら、これ1回だけな気がする。まだ書き足りないこともあるんですが、全てここには入ってる。いろんなことやってるけど、作家としてだけは今後作ることはない(笑)」と考えを明かした。
同書は、木梨初の自伝として自身の生い立ち、家族と結婚、テレビバラエティの栄枯盛衰、伝説的番組の最終回ウラ側、そして「とんねるず」結成秘話から、これからの話などを収録。エンタテイメントを取り巻く時代の劇的な移り変わりを、木梨は何を武器にして、いかに生き抜いてきたか。“ノリさん流”「生きるヒント」が満載となっている。