番組には被災地の石川県のリスナーからもメッセージが寄せられ、堂本が読み上げた。「どのような言葉で寄り添うべきなのかということをいろいろ考えながら、そして今、このタイミングで皆さんのお便りを読ませていただきながら…」と、複雑な思いを明かした。
甚大な被害が報告されている石川県以外にも、全国規模で大きな揺れがあった。堂本は「僕自身は大阪にいたので、ものすごく揺れました。スタッフの皆さんとか、共演される皆さんとか、声を掛けながら、いろいろ確認していたんですけど、テレビを付けたりして、ニュースを見て、こんな状況になっているって」と、震災当日を振り返った。
そんな中で、「こんな状況になって、エンターテインメントというのは行うべきなのか、はたまた中止するべきなのかとか、本当にいろんなことを考えながら過ごしていたんですよ」と本音を語った。
被災者への率直な思いを口にした。「大変な中で今、過ごされていると思いますけど、ぜひどうか自分の心を持って、自分の今を一生懸命、大切に生きてほしい、過ごしてほしいなと思います。いつもそばにいますから」。問いかけるようにエールを送り、「自分は空を見上げながら、皆さん大丈夫かな?とか、そういう時間を作りながら生きていますので。何の力になるかと言われれば、力にならないかもしれませんが、そういうふうに思っている人間がいるということを、皆さんにお伝えしたいなと思います」と、せめてもの思いを届けた。
被災地の支援を願う人たちには、冷静な行動を呼びかけた。「“あの人はこうしてるから自分もこうしなきゃ”、じゃなくて、大事なのは自分がこうしてあげたいと思うことをまず考えることですね。そしてそれが、本当に現地にとって必要とされていることなのかも、考えた方がいいですね」と話し、「むやみやたらにこうしよう、ああしようという衝動をぶつけることではなくて、これを誰に託すかということも大事だと思います」と続けた。