ハヤカワ「悲劇喜劇」賞 劇団俳優座の「閻魔の王宮」に

 優れた演劇作品を顕彰する第11回ハヤカワ「悲劇喜劇」賞に、劇団俳優座の舞台「閻魔の王宮」が決まった。主催する早川書房と早川清文学振興財団が17日、発表した。副賞100万円。選考過程などは演劇雑誌「悲劇喜劇」5月号(4月6日発売予定)に掲載される。

 「閻魔の王宮」はフランシス・ヤーチュー・カウィグさんの作。中国が改革開放政策を加速させた1990年代、飢饉(ききん)や貧困にあえぐ同国の農村を舞台に、売血ビジネスを巡る人間模様を描いた。

 2019年にロンドンで初演。俳優座は23年12月、東京・俳優座劇場で小田島恒志さんの訳、同劇団の眞鍋卓嗣さんの演出により日本で初めて上演した。【広瀬登】

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