ドキュメンタリー映画『瀬戸内寂聴 99年生きて思うこと』が公開された27日、メガホンを執った中村裕(ゆう)監督とドキュメンタリー映画「なぜ君は総理大臣になれないのか」などを手掛けた大島新監督が、東京都内の劇場で公開記念トークイベントを開いた。
2人は20年来の付き合い。大島監督は本作について「裕さんにしか撮れないドキュメンタリーですごいと思った。まさに集大成的作品」と絶賛。中村監督は瀬戸内さんとの関係について「先生は『親子みたいなものだ』と言っていたけれど、僕は男女の関係のように思っていました。なぜなら、なんでも話せたしタブーの話題もなかった。肉親とはまた違う特殊な間柄でした」と振り返った。