能登半島地震後、初めてとなる読売日本交響楽団の演奏会が8日、横浜市の横浜みなとみらいホールで開かれ、同響常任指揮者のセバスティアン・ヴァイグレさん(62)と楽団員が被災者への寄付を呼びかけた。
約2000人の聴衆が訪れた演奏会の冒頭、被災者への哀悼の意を込めてバッハの「G線上のアリア」が演奏された。終演後に入り口ロビーでヴァイグレさんや同響コンサートマスターの戸原直さん(30)らが募金箱を持って立つと、次々と寄付金が寄せられた。
ヴァイグレさんは「皆さんが募金箱に駆け寄り、当然のこととして寄付してくださった」と感謝を込めて話した。
約90万円集まった募金と公演の売り上げの一部は、「読売光と愛の事業団」を通じて被災地に寄付される。


