鳩山由紀夫元首相「志賀原発で火災が起きた」を誤りと認めず…あきれた声広がる「なぜ謝れない?」

 1日に発生した能登半島地震に絡み、X(旧ツイッター)に「志賀原発で火災が起きた」と投稿して批判を浴びた鳩山由紀夫元首相が4日夜、Xで「怪しさは消えず」と、あらためて持論を展開した。事実誤認とみられる投稿を撤回しない姿勢に、SNSでは「誤りを素直に認められなくなったらおしまい」とあきれた反応が広がっている。

 この問題は地震発生直後の1日午後、林芳正官房長官が「変圧器の火災が発生したが、消火済み」と記者会見で説明。しかし、2日午前までに北陸電力が「確認の結果、所内消火設備の動作はあったものの、1、2号機とも火災は発生しておりません」と発表。複数のメディアも火災は誤認だったと報じていた。

 その後、2日午後9時半頃、鳩山元首相は自らのXに「気になるのは志賀原発で、爆発音がして変圧器の配管が破損して3500ℓの油が漏れて火災が起きた。それでも大きな異常なしと言えるのか。被害を過小に言うのは原発を再稼働させたいからだろう」と投稿。元首相が何を根拠に火災が起きたと断定したのか不明だったが、この投稿に「ちゃんと裏を取ってから発信しましょうね」「情報は確実なものだけをお願いします」などの声が相次いだ。

 さらに4日昼頃、鳩山元首相の長男の紀一郎氏が「こちらのポストにつきまして、父には撤回を求めました」と投稿。騒ぎはますます拡大した。

 問題の投稿から2日が過ぎた4日夜、鳩山元首相はXに「東奥日報が『林芳正官房長官が志賀原発の変圧器で火災発生、消火済みと述べた』のでこの重大性を書いたところ、北陸電力が、作業員の誤認で調べたら火災はなかったと発表していた」と投稿。2日の投稿は、十分な事実確認をせずに発信したことを暗に認めた。一方で「火災がないに越したことはないが、作業員が何を火災と間違えたのか。では火もないのに消火済みとは?怪しさは消えず」とし、問題の投稿の削除や撤回の文言はない。

 この対応にXではさらに批判が殺到。「何故、素直に誤報を拡散した事を認められない・謝れないのですか?」「往生際が悪い」「自分が勝手に誤認したものを言い訳重ねるな」「人の話をちゃんと聞く。情報ソースを調べる。自分でできることは自分でする。もう、大人でしょ?」などの反応が広がっている。

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