末成映薫が主催した60歳以上の出演者で演じた「いこいの郷 インガスンガスン」に出演した(左から)吉田裕、中村美津子、藤山直美、末成映薫、西川きよし、西川ヘレン、月亭八方、池乃めだか(撮影・大澤謙一郎)
(サンケイスポーツ)
吉本新喜劇の末成映薫(76)が主催した「生存確認ライブ いこいの郷 インガスンガスン」が14日、大阪市内のなんばグランド花月(NGK)で開催された。末成と仲がいい女優の藤山直美(64)がゲストとして出演した。
老人ホームを舞台に入居者の末成が藤山演じる借金の取り立てに来た金融屋の女社長と競演。松竹の舞台で百戦錬磨の藤山は、強盗役だった月亭八方の人質となるが、亡き父・藤山寛美が若手時代の八方が抱えた大きな借金の返済に力を貸した話をアドリブで披露し、客席を沸かせた。
末成は「あんなにアドリブ言うかー? 腕のある人と演じるのは楽しかった。誰一人欠けることなく、来年もやりたい」と満足感を漂わせた。子役時代以来58年ぶりの吉本新喜劇出演という藤山は「すごく楽しませてもらいました」と笑った。
2人の競演は初。所属が違うが、仲良しで、末成の家で鍋をつつく間柄。藤山はこの日末成のギャグ「ごめんやしておくれやして、ごめんやっしーや!」と言いながら、舞台に登場した。
やなぎ浩二(81)、池乃めだか(80)、、島田一の介(73)、佐藤武志(69)、浅香あき恵(67)、内場勝則(63)未知やすえ(60)、はじめ(60)が出演。ゲストとして歌手、中村美律子(73)西川きよし(77)、西川ヘレン(77)、月亭八方(75)。全員合わせて995歳、平均年齢約71歳だった。


