お笑いコンビ「和牛」24年3月末での解散を発表 水田の「複数回の遅刻」から「漫才」に温度差

 吉本興業は12日、同社公式サイトで「和牛」の2024年3月末でのコンビ解散を発表した。

 同社公式サイトで水田信二は「きっかけは3年程前に気の緩みから複数回の遅刻が重なったこと」とし「漫才のパフォーマンスにおいて川西の要求に応えられない」「漫才への取り組み方について川西との差を感じるようになりました」と理由を説明した。

 相方の川西賢志郎は「3年ほど前から、舞台に力を入れたいという思いが強くなる一方で、水田の劇場出番への遅刻が続いたことをきっかけに、徐々に彼を信頼できなくなり」と心境をつづり「節度を保てず厳しく言葉をかけることもありました」と明かした。さらに「応援して下さっていた皆様には心苦しい報告となりましたが、どうかご理解ください」とつづった。

 同サイトでは「水田信二と川西賢志郎は今後、弊社所属のまま、それぞれの道を歩んでいくことになりました。これまで、和牛に多大なご声援をいただきましたファンの皆様、関係者各位には心より感謝いたしますとともに、引き続き2人にご支援を賜りますようお願い申し上げます」と両者とも芸能活動は継続することが発表された。

 水田は今年5月にフリーアナウンサーの山本萩子(26)と結婚していた。また11月には「アキナ」「和牛」「アインシュタイン」の3組からなるユニット「アキナ牛シュタイン」の全国ツアーの一部公演が中止となっていた。

 2006年に結成された和牛は、ツッコミの川西と、ボケの水田で構成される漫才コンビ。M-1グランプリには2015年から5年連続で決勝進出を果たし、16年・17年・18年に3年連続準優勝していた。

 以下は両者のコメント 

 ▽水田信二 「来年の3月末をもって和牛を解散することになりました。きっかけは、3年程前に気の緩みから複数回の遅刻が重なったことでした。加えて漫才のパフォーマンスにおいて川西の要求に応えられないことがあり、漫才への取り組み方について川西との差を感じるようになりました。お客さんに笑ってほしいという目的は同じでしたが、川西の求めるものと自分のやりたいこととのギャップが徐々に開いていき、相方に対して意見することができなくなり、楽しかった漫才が苦しいだけの毎日になっていました。自分にとって、漫才も漫才以外のお仕事も、芸人の仕事は全て本業です。和牛を応援して下さっていた皆様、会社やスタッフさん、関係者の方々にはお笑いで応えていきます。川西のことは、絶対に大丈夫な人なので心配はしていません。僕自身のことはすごく心配だらけなのでこれまで以上に応援してください。 水田信二」

 ▽川西賢志郎 「突然の報告ではございますが、来年の3月末日をもって和牛を解散することとなりました。3年ほど前から、僕はより舞台に力を入れたいという思いが強くなる一方で、水田の劇場出番への遅刻が続いたことをきっかけに、自分と彼との漫才に対する姿勢の違いが目立つようになりました。徐々に彼を信頼できなくなり、節度を保てず厳しく言葉をかけることもありました。それが彼を苦しめることに繋がり、求めるような漫才もできなくなってしまいました。自分がなりたかった漫才師像を、実現している姿を楽しみにしながら応援してくださっていた皆様には、心苦しい報告となりましたが、どうかご理解ください。また、関係者各位へ最大限にご迷惑をおかけしない形を模索し、会社と相談を重ねておりましたが、急なご報告となってしまいました。そのために、ご迷惑をおかけしたことをお詫び申し上げます。漫才師として自分を育ててくれた会社やスタッフの皆様、仲間やお客様に、改めて感謝を申し上げます。本当にありがとうございました。今後も芸人活動は続けてまいります。

新たに情熱を捧げられるものを探し、見つけ、挑戦していけたらと思っています。具体的な活動に関して、皆様へお伝えできる日が来るよう、日々を精一杯に。 川西賢志郎」

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね♡
URLをコピーする
URLをコピーしました!

この記事を書いた人

アフィリエイター初心者です!よろしくお願いします。

目次
閉じる