大手芸能事務所太田プロダクションが主催する「太田プロライブ『月笑』2023クライマックスシリーズ」が11日、東京・イイノホール&カンファレンスで行われ、センチネルが初の年間王者に輝いた。
太田プロ所属芸人たちが年間を通して戦うネタライブ。最終戦となるクライマックスシリーズには、年間ポイント1位の青色1号、2位タイのさすらいラビーとセンチネルが出場した。 さすらいラビーとのセミファイナル、そして青色1号とのファイナルに2連勝しての栄冠。今年のM−1グランプリで3回戦敗退の悔しさを抱えていたといい大誠(30)は「めちゃくちゃうれしい。M−1落ちてから何かのタイトルをとろうと言っていました。最高です」と笑った。
大誠にとっては背水の陣でもあった。「アルバイトを辞めるタイミングを完全に間違えた」と収入難に陥り、自宅の家賃を払えない事態となっていた。見事に賞金を勝ち取り「退去期限は今月末でした。継続した家で鍋します! これからはいろんな賞レースで結果を残せるように頑張りたい」と高らかに宣言した。
父がウガンダ人のトミサット(30)は衣装のお尻部分が破れながらのステージだったことを明かし「(2連覇中だった)さすらいさんに勝ててて、奇跡が起きるなと思ってました。(賞金50万円で)衣装を替えようと思います」と笑った。
イベントMCはタイムマシーン3号と横山由依が務めた。今年の「THE SECOND〜漫才トーナメント〜」準優勝のマシンガンズ、9日に行われたばかりの女性芸人ナンバーワン決定戦「THE W」決勝にも出演した梵天らもゲスト出演。梵天の薪子は「(優勝した)紅しょうがさんにボコボコにされました」と振り返った。入り時間の30分前に入ってケータリングをたくさん食べたことも明かし、しおたむは「カップケーキタワーがあったり、お弁当もたくさんありました」と初の大舞台を楽しんだ様子だった。