立川志らく「自分のこと…やったかやってねえかはっきり言え」松野官房長官ら“精査して適切に対応”に

 落語家の立川志らく(60)が11日、レギュラーコメンテーターを務めるTBS「ひるおび!」(月〜金曜前10・25)に出演。自民党派閥の政治資金パーティー券問題に言及した。

 政治資金パーティー券をめぐっては、安倍派(清和政策研究会)の所属議員の中には、最近5年間で9000万円超のキックバック(還流)を受け、裏金にしたとされる議員がいることが判明。塩谷立座長のほか、萩生田光一政調会長や西村康稔経済産業相の3氏側も、派閥から還流を受けていたとみられることが分かった。政治資金収支報告書に収入として記載していなかったという。

 松野博一官房長官、高木毅国対委員長、世耕弘成参院幹事長が各1000万円超を受領したとされ、岸田文雄政権を支える党の幹部や重要閣僚を務める安倍派幹部6人に裏金疑惑が拡大した。

 東京地検特捜部は13日の国会閉会後、政治資金規正法違反(不記載・虚偽記入)容疑での捜査を本格化させる。歴代事務総長への任意の事情聴取を検討しており、清和会の会計責任者ら事務方からの報告内容などについて調べるとみられる。

 志らくは、松野官房長官ら安倍派幹部がいずれも「精査して適切に対応してまいりたい」としていることに「ただでさえ岸田内閣の支持率がだだ下がりになってこれが起きたわけだから余計に国民の怒りというのが爆発するわけですよね。それに対してみんな口をそろえて“精査中ですから後々お話します”って、第三者が精査中というならまだしも、自分が悪いことをしたことがある可能性がある人が自分で精査中って、やったかやってねえかはっきり言えよ」と強い口調で指摘し、「もし本当に潔白だったら“これは違いますよ”、あるいは“秘書たちやほかの連中がやった。私は冗談じゃありません”って感情をぶつけてくれると、この政治家信頼できるな、こういうことあったけどこうなんだってなるけど」と自身の見解を話した。

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