「凍れる瞳」「端島の女」直木賞作家の西木正明さん死去、83歳…「平凡パンチ」の編集も

「凍れる瞳」「端島の女」直木賞作家の西木正明さん死去、83歳…「平凡パンチ」の編集も

作家の西木正明さん 【読売新聞社】

(読売新聞)

 実在の人物や事件を背景にしたノンフィクションノベルなどで知られる直木賞作家の西木正明(にしき・まさあき、本名・鈴木正昭=すずき・まさあき)さんが5日、敗血症性ショックで死去した。83歳だった。

 秋田県出身。早稲田大時代は探検部に所属しアラスカなどを旅した。同大中退後、平凡出版(現マガジンハウス)に入社し、「平凡パンチ」などの編集に携わり、フリーに。1980年「オホーツク諜報ちょうほう船」を発表。88年「凍れる瞳」「端島の女」で直木賞を受賞した。

 事実をベースに綿密な取材と想像力で小説化した作品を数多く手がけ、戦前、戦後史の裏面と実相を探った。95年「夢幻の山旅」で新田次郎文学賞、2000年「夢顔さんによろしく」で柴田錬三郎賞を受賞した。

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