女優、檀れい(52)が2日放送の日本テレビ系「アナザースカイ」(金曜後11・0)に出演し、宝塚歌劇団入団に至った自身の〝ルーツ〟と当時の苦労話を語った。
元宝塚歌劇団月組・星組トップ娘役を務め、退団後は多くの作品、CMなどで活躍を見せている檀。この日の放送では、憧れの人テレサ・テンゆかりの地である台湾を訪問した。壇は生け簀の〝エビ釣り〟でなかなか釣れずに「できない自分が許せない」と負けず嫌いな一面をみせた。
壇は芸能界への思いについて「子どもの頃に見た『外国映画』。それにワクワクしていた自分がいたな。6歳くらいだったんですけどね」と語りはじめた。「でもずっと自分の中で封印してたって言うか。(芸能界は)私のような者が行くところではないかも」と芸能関係の舞台は遠い存在だったことを告白した。
進路を選択する時期になった壇は「大学行くのか、次の進路どうするのか」となったとき、「やっぱりエンターテインメントの世界に行きたい」と思い立ち、「慌てて、宝塚受験を(行った)」と笑って話した。超難関の「宝塚音楽学校」へ一発合格を果たしたが、学校内の周りはみんな幼い頃から目指していた場所だったことから、「その中で追いついていかなければならない。その大変さっていうのは最初はありましたね」と苦労を吐露した。
入学時の成績は40人中40位で、「人の後ろを必死についていくような感じでした」と当時を振り返った。しかし自分にだけは負けないよう努力した結果、7年後に主役の座を射止めると、トップ娘役の地位をつかみ、いまの活躍につなげている。当時の自分について「幕が下りたら倒れてもいいっていうふうな思いで、毎回やってましたね」とし、「技術で見てる方を魅了するとかは自分の中ではまだまだ足りないときだったので、ただただ必死」に芝居のためにあらゆる手を尽くす努力を重ねたことを明かした。