俳優の上野樹里さんと林遣都さんが、熊澤尚人監督とともに、映画『隣人X-疑惑の彼女-』の公開記念舞台挨拶に登壇し、撮影エピソードや作品に込めた想いなどを語りました。

本作は、第14回小説現代長編新人賞を受賞した「隣人X」を実写映画化したもの。上野さんは、映画主演が7年ぶりということで、約2年かけて監督とともに脚本を練り上げるところから参加しています。

映画を観終わったばかりの観客を前に、上野さんは、“私も昨日観ました。これから通い詰めることになりそうです。こんなことは人生で初めて。映画館で味わうべき作品です。”と、気持ちが高ぶった様子。

林さんも、“いろんな感情が入り混じって、久しぶりに登壇して心臓がバクバクなっています。うれしさと、緊張と…いろいろです、いろいろ(笑)”と、言葉を詰まらせて挨拶をすると、熊澤監督から“感極まってる?”とイジられていました。

作品への愛が止まらない上野さんは、“きのうは、お手洗にいくためにハンカチを持ってきていたのに、(映画館で)「涙を拭くために使うことになるとは」と思いながら、カバンのハンカチを取り出そうと夫と一緒にゴソゴソしたけど、間に合わなかった。”と、映画館で今作を鑑賞したエピソードを披露しました。

そんな中、熊澤監督から2人へサプライズで、感謝とねぎらいの花束を贈呈。喜ぶ2人でしたが、さらに12月6日が誕生日の林さんへ、上野さんからサプライズでお祝いの花束が贈呈されました。上野さんが、“遣都くんお誕生日〜?”と客席へ呼びかけ、観客が“おめでとう!”と答えるコール&レスポンスを受けた林さんは、“何も考えていなかったので。うれしいですね。”と、2つの花束に埋もれながらコメント。33歳の抱負について、“好きなことを見つける、ですね。自分自身と日々を充実させられるような何かを見つけたい。”と真摯に語りました。

サプライズしてくれた上野さんについて、林さんは、“毎日会うたびに人を感動させられる力を持った人で。今日も本当に、う〜ん。”と、含みを持たせ笑いを誘うと、“今日も(イベントが)始まる直前にお米をプレゼントしてくださって。「時間無いです」みたいな空気の流れる中、綺麗な爪なのにダンボールをベリベリっとやって。樹里さんの持っている人として大事な部分を自分も持ち続けて歳を重ねていきたい。”と、舞台裏でのエピソードを明かしながら尊敬の念を伝えました。

上野さんは、それに対し、“舞台裏を丸裸にされた!プロデューサーが時間って言っているのに「一粒万倍日に収穫したお米だよ!」って(配りました)”と、恥ずかしがって会場をほっこりさせていました。
【担当:芸能情報ステーション】