日本テレビ系アニメ「葬送のフリーレン」に「ハンバーグ」が登場したことがネット上で大きな話題になっている。「異世界ファンタジーにハンバーグを出すなんてけしからん」「フリーレン世界にドイツがあるのか」といった指摘が発端のようだが、「別に問題ない」とする声が大多数。むしろネタにして楽しむ書き込みがあふれ、「フリーレンのハンバーグ」がX(旧ツイッター)でトレンド入りした。
「葬送のフリーレン」は魔王を倒した勇者一行の後日談を描くファンタジー。24日放送の第12話「本物の勇者」は、旅に同行する戦士シュタルクの誕生日を祝うため、師匠アイゼンとの思い出がつまった特大ハンバーグを、エルフの主人公フリーレンがふるまうという展開だった。
ファンタジー作品にハンバーグが登場したことに物議をかもしたもよう。しかしネット上では30日現在、違和感を訴える書き込みはほぼ見当たらず、「異世界の料理を我々に伝わりやすくする為に、我々の世界の言葉に直してる認識でいいじゃん」「それを言い出すとエルフが日本語話しているのがそもそもおかしいとなっちゃう」といった指摘であふれた。
むしろ、「フリーレンのハンバーグ」がトレンド入りしたこと自体をおもしろがる声が多数見られた。「ニンジャスレイヤーは近未来の日本が舞台なのにピザの上にすしを乗っけて食うんだぞ」「なんだか丸大食品とかプリマハムとかニッスイ辺りが出してそうなニチアサ感がある」などとコメントが挙がった。
中でも目を引いたのが、アニメ化もした人気漫画「魁‼男塾」に登場し、武術や拳法のでたらめな起源を紹介する「民明書房」にちなんだ書き込み。「民明書房ならきっとなんかいい感じの解説でなんとかしてくれる」「1コマで終わらせる民明書房というすごい発明があったのを思い出した」「ハンバーグは中国の武術家 范武虞(ハンブグ)が、熱した鉄板の上で修行したことに由来するんだぞ」などと面白がった。