<※以下、ネタバレ有>
原作は漫画家・よしながふみ氏の同名人気作。3代将軍・徳川家光の時代から幕末・大政奉還に至るまで、男女が逆転した江戸パラレルワールドを紡ぎ、センセーションを巻き起こした。
過去計3度、ドラマ化&映画化されたが、今回は幕末・大政奉還まで初めて映像化。2025年の大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」も手掛ける森下佳子氏が、今年1〜3月の「Season1」(全10話)に続いて脚本を担当。8代・吉宗の遺志を継ぐ若き蘭方医たちが謎の疫病「赤面疱瘡(あかづらほうそう)」撲滅の道を切り拓く姿、開国・攘夷・大政奉還・江戸城無血開城という激動の時代を描く。大筋は原作通りのストーリー展開だが、ドラマは「医療編」「幕末編」と銘打つ。
第20話は、和宮(岸井ゆきの)は弟の身代わりとして降嫁した成り行きを徳川家茂(志田彩良)に告白。予想に反して好意的に受け止める家茂に拍子抜けの和宮だったが、人の心に寄り添える家茂の思慮深さに触れ、次第に心が解きほぐれていく。徳川慶喜(大東駿介)から上洛を頼まれた家茂は、勝海舟(味方良介)の助言を基に、帝(茂山逸平)に直接、開国の意図を伝え、説得しようと試みる。やがて和宮が総触れに現れるようになり、大奥内が落ち着きを取り戻してきた頃、京に残した息子を心配する観行院(平岩紙)が取り乱し…という展開。
第19話(11月28日)。観行院に贈られた金魚鉢が割れ、不穏なラストとなった。
土御門役の山村紅葉が話題。SNS上には「土御門、よしなが大奥一の圧倒的再現度」「紅葉無双が過ぎる」「山村美紗サスペンス大奥開幕(違)」などの声が上がった。
最終回(第21話)は12月12日に放送される。