腹話術師のいっこく堂(60)が、26日放送されたフジテレビ系バラエティー『千鳥の鬼レンチャン』3時間スペシャル(後7:00)に出演し、腹話術×ものまねで音程を外さず歌うというスゴ技を披露した。
名曲のサビだけを一音たりとも外すことなく10曲連続で歌い切れたら賞金獲得となる人気企画「サビだけカラオケ」に登場。異例の挑戦者・いっこく堂が現れただけで、スタジオの千鳥らは「(世界的オーディション番組)ゴット・タレントやとおもとんちゃいます?」と騒然となった。
腹話術だけでなく、ものまねも加えた。まずは長渕剛人形を持って「乾杯」に挑戦。「口動いたらおもろいけど」などとガヤが入ったが、歌い始めると、あまりのうまさに「エッ?ウソでしょ?」「(声)ほんまに出してる?」「すごすぎる、すごすぎる」「天才が出た!」と仰天。「ここまですごいと思わんかった」とひれ伏す事態となった。
歌い終わったいっこく堂は、長渕のままで「オレは大丈夫だよ、あんまりしゃべりはやってねぇ。セイ!」と余裕の表情。さらに、桑田佳祐人形で「いとしのエリー」をはじめ、尾崎豊「I LOVE YOU」、さらに松山千春「大空と大地の中で」、秋川雅史「千の風になって」と、5レンチャン。
そして6曲目はさだまさし「道化師のソネット」。高音の「笑ってよ」の部分はクリアしたが、その後のポイントをやや外し、鬼レンチャン達成はならなかった。それでも圧巻のパフォーマンスに、千鳥・大悟は「本物の芸を見ました」、かまいたち・濱家隆一は「1曲ぐらい口動かして歌ってもいい」と感動しきり。
視聴者もSNSなどで「すごすぎて絶句した」「歴史的瞬間に立ち会った」「人間国宝やろ」と感想を寄せている。