和田アキ子(73)が25日、パーソナリティーを務めるニッポン放送「ゴッドアフタヌーンアッコのいいかげんに1000回」(土曜午前11時)に生出演し、24日に73歳で亡くなった直木賞作家の伊集院静さん(本名・西山忠来=にしやま・ただき)を悼んだ。
伊集院さんは和田のコンサートの演出を手がけるなど、公私にわたり親交があったという。先月27日、伊集院さんは肝内胆管がんを患い、当面の間執筆を中止することを発表していたが「ビックリしましたね。先月ですよね? 発表されたの」と急なことに驚いた。
執筆中止の発表を受けてすぐに連絡したが、数度かけても留守電だったという。「私はじゅっちゃんって呼んでるんですけど、じゅっちゃんが私に限らず、皆さんを拒否してるんだなと。でも本当は今年中にお見舞いに行きたいと思ってたんです」と残念がった。
伊集院さんとの夜の街での思い出も語った。銀座で飲んでいたが、先に仲間を送り出して1人で店に残ったという和田。店主から「さっき伊集院さんがお見えで、(店の)前のクラブに行かれました」と伊集院さんが先に店を訪れていたことを聞かされたという。「今度会ったらよろしく言っといてと言ったら、じゅっちゃん1人で来てくれて。『みんなが帰るから寂しいでしょう』」と和田を気遣って店に戻ってきたことを明かした。
和田は伊集院さんの思いやりに感謝し「大好きな人でした。『大人の流儀』もそうですけど、色気あったもんね。残念です。ご冥福をお祈り申し上げます。本当に残念です」としのんだ。

