皇治は4月の『RIZIN.41』でK-1時代から因縁のあった芦澤竜誠と対戦。会見では乱闘を繰り広げるなどお互いに大きなリスクを背負って臨んだ一戦は、芦澤がリーチを生かしたキック&膝蹴りで皇治に決定的なパンチを打たせず、判定で芦澤が勝利した。試合後の会見で皇治は突然の引退を宣言したが、6月に現役続行とMMA挑戦を表明した。
対する三浦は2021年大みそかに格闘家デビューし、YUSHI相手に1ラウンドTKO勝利を飾った。今年5月の『RIZIN.42』ではMMAキャリア3戦目でキックボクシングの強豪ファイター・YA-MANと対戦。打撃を冷静にさばいてタックルを仕掛けた三浦だったが、スタンドに戻されてYA-MANのパンチを顔面に被弾して崩れ落ちてTKO負けとなった。
会見でマイクを持った三浦は「2回連続でキックのトップ選手とやらせてもらうのでうれしいです。そして、大みそかに呼んでいただき関係者には感謝しかありません」と語り、「皇治選手はリスペクトしているし小さい時から見てきたので、リングで対峙できるのはうれしいけど、試合となったら関係ないので自分が勝ちたい」と必勝を誓った。
一方の皇治は、木村”フィリップ”ミノルがドーピング再検査も陽性となり、大みそかの安保瑠輝也戦が中止となったことをイジりつつ、「俺も大みそかにいっぱい注射を打って頑張ろうと思います」と早速ネタにして、RIZINの榊原信行CEOを苦笑いさせた。
この日はそのほか、弥益ドミネーター聡志vs.新居すぐる、イゴール・タナベvs.安西信昌、伊澤星花vs.山本美憂戦も発表された。
●『RIZIN.45』決定カード
・バンタム級タイトルマッチ
フアン・アーチュレッタ vs. 朝倉海
・フライ級タイトルマッチ
堀口恭司 vs. 神龍誠
・フェザー級
クレベル・コイケ vs. 斎藤裕
・フライ級
扇久保博正 vs. ジョン・ドッドソン
・キックルール 70キロ
安保瑠輝也 vs. 木村“フィリップ”ミノル
・バンタム級
太田忍 vs. 芦澤竜誠
・ヘビー級
スダリオ剛 vs. 上田幹雄