俳優の渡辺謙(64)が23日、テレビ朝日系「報道ステーション」(月〜金曜後9・54)に生出演し、この日、優勝パレードを行った阪神への思いを明かした。
この日は18年ぶりリーグ優勝、38年ぶり日本一の阪神が午前中に神戸市内を、午後は大阪・御堂筋をそれぞれパレード。リーグ3連覇のオリックスが、入れ替わるようにパレードを行った。
番組では、阪神のパレードの瞬間を見届けようとするファンの姿を放送した。大の阪神ファンで知られる渡辺は、その姿に「人生でしょうね」とポツリ。「一度、阪神電車で5歳くらいの男の子が、ユニホームも帽子も全部“フル装備”して、お父さんもお母さんもそばにいたと思うんですけど、『六甲おろし』を3番までずっと歌ってたんですね」と目撃談を明かし、「すごい情操教育だと思いますね」と大まじめに語った。
あらためて、「38年ぶりですからね。長い長い年月がかかりましたけど、勝つことだけが至上じゃない。そういう中で育まれたファンだと思いますね」と、ファンの阪神愛に強い理解を示した。
日本シリーズは7戦すべてを球場で観戦したという。「毎年スケジュールは空けてあるんです。たまたま達成できたのが今年で」。待望の瞬間だったことを打ち明けていた。