吉幾三 名曲「俺ら東京さ行ぐだ」の制作秘話 千昌夫からレコーディング費用「全部俺が出してやる」

 歌手の吉幾三(70)が21日放送のBSフジ「霜降り明星のゴールデン☆80’S」(後10・00)に出演し、84年にリリースした名曲「俺ら東京さ行ぐだ」の制作秘話を明かした。

 84年に演歌界の大御所・千昌夫への提供曲「津軽平野」がヒットし、千のプロデュースで発売された「俺ら東京さ行ぐだ」が大ヒット。千との出会いは「吉幾三という男に会ってみたい」という言葉だった。そこから夜中に何度も飲みの誘いがあり「今だから言いますけど、それはきつかった」と当時を懐かしんだ。

 それでも「彼と会ってから、ほぼ考え方が変わりました。人との接し方とか、お金の使い方とか、お金の貸し方とか。凄く勉強になった」と感謝が尽きない。千から言われて印象に残っている言葉については「お前の頭の中には何億という金が眠っている」。この言葉は初めて会った時に言われて「意味が分からなかった」が、千は初対面の時点で吉の作詞、作曲能力を見抜いていたと振り返った。

 千に楽曲提供した「津軽平野」については、自身の父親を思って書いた詞を「千さんがポロっと泣いた」という。千は自身の父親の面影と重ねて涙したことを明かした後「僕にこの歌を歌わせてくれ」とお願いしてきた。吉は「これは私と父の歌なので」と断ったものの「絶対ヒットさせてやるから」と譲らなかった。

 さらに「僕が『津軽平野』を歌う代わりにお前は『俺ら東京さ行ぐだ』を出せ」と“交換条件”を提示。これに吉は「出せって言っても、レコーディングするのに何百万もかかるでしょ」と困惑。すると、千からは「全部俺が出してやる」と費用を全て出すことを約束され、「ということで同じレコーディング会社から出すことになった」と制作秘話を明かした。

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