俳優、勝地涼(37)が21日、大阪市中央区のNHK大阪放送局でドラマ「激突!合戦将棋〜姉川の戦い〜」(12月15日後10・45、関西地区)のスタジオ収録取材会に出席した。
同作は名だたる合戦の攻防を将棋対局のスタイルで紹介する異色ドラマ。甲冑を身にまとった武将が対峙し、戦場一帯を再現した盤を挟み、緊張感あふれる芝居の中で手持ちの駒(配下の武将や武器など)を動していく。今年4月滋賀県内で放送した第1弾が好評を博し、第2弾で取り上げるのは、1570年、北近江で繰り広げられた「姉川の戦い」。義兄弟であった織田信長(勝地)と浅井長政(玉置玲央)の因縁の戦いを取り上げ、徳川家康役を忍成修吾(42)、朝倉景健役を田中要次(60)が務める。
勝地は「大河ドラマは出させてもらっても、戦国時代をやったことがなかった。まさかNHKさんが勝地を織田信長で使ってもらえると思ってなかったので、ありがたいと思って楽しんでやらせてもらっています。これを機に大河で織田信長をやります」と意気揚々と宣言した。
田中は「この番組は間違うとバラエティーっぽいというかコントになってしまう。監督からは『真剣に演技をしてください』と言われてやっております。実際の戦いと将棋の世界を行ったり来たりしながら不思議な感じ」と心境を語った。