高1で単身韓国へ 半年で契約切れ「何をやっても、やる気が出ない」
ガールズグループオーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS』(木曜午後9時)の第7回が、ドコモの映像配信サービス『Lemino』で16日に配信された。今回は『ポジション評価』が行われ、上位にランクインしている山本すずが葛藤する胸の内を見せた。
同作は、JO1やINIを誕生させた日本最大級のサバイバルオーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN』の第3弾。デビューを目指して集まった101人の練習生たちが、専門的なトレーニングとテストに取り組み、挫折を乗り越えながら共に成長していく。今回は初のガールズグループ。
国民プロデューサー(視聴者)による投票でデビューするメンバー11人が決定。国民プロデューサーの代表として歌手の木村カエラが司会進行を務め、歌手の青山テルマ、韓国のロックバンド「FTISLAND」のメンバーで俳優としても活動するイ・ホンギ、ダンサーの仲宗根梨乃、K-POP振付師のYUMEKI、ラッパーのKEN THE 390がトレーナーとして練習生を指導する。
(※以下、内容に関する記述があります)
新たな試練『ポジション評価』では、ボーカル、ダンス、ラップ&ボーカルの3つのポジションに分かれチームを編成。最も自信のあるポジションを選んで課題曲を選び、国民プロデューサーの前で披露する。
すずは、ダンス部門でINIの『Rocketeer』に挑戦した。同じチームには第1回順位発表でランキング3位となりメンバーを積極的にまとめる石井蘭や、ダンス歴の長い実力派がそろう。すずは番組スタート時の投票ランキングで1位を獲得し、クラス分けでもAクラスを維持。第1回順位発表でも5位と常に上位に名が挙がっている。
しかし、練習時、トレーナーのYUMEKIから「ただ上手なのは求めてない。すずは、今のパフォーマンスだけ見たら表現力ゼロ」と指摘される。
高校1年生の時に単身韓国に渡り、有名事務所に所属していた経験があるすずは、「うーん……。韓国で練習生をしていたんですけど、切られた身なので……」と胸の内を語り始める。「やっぱり、自分の何かがなかったんだろうなっていうのは分かっていて。それがどこなのかというと。表現。やっぱりできてない」と葛藤を明かす。有名事務所は半年で契約切れになったといい、「何をやっても、やる気が出ない時期があって。それが一番つらい。これがラストチャンスと思ってこのオーディションを受けた」と応募動機を振り返り、「自分を出し切れずに終わることが不安」と弱さを吐き出した。
その後すずは、ダンスの中に自身の特技である空手を取り入れるなど、表現力を高めるために試行錯誤する。YUMEKIからも「すごくクオリティーをあげてくれた! すごく良くなった!」と称賛された。本番のパフォーマンスでは431票を獲得し、チーム内で蘭に続く2位に。ダンス部門全体では6位にランクインしている。ENCOUNT編集部