<ゆりあ先生の赤い糸>宮藤官九郎が第6話にゲスト出演 主演・菅野美穂と11年ぶりの共演

菅野美穂が主演を務めるドラマ「ゆりあ先生の赤い糸」(毎週木曜夜9:00-9:54、テレビ朝日系)の第6話に宮藤官九郎がゲスト出演することが発表された。

■ドラマ「ゆりあ先生の赤い糸」とは

本作は、「第27回手塚治虫文化賞」でマンガ大賞を受賞した入江喜和による同名コミックをドラマ化。菅野が演じる地味でタフで明るい“踏ん張るおっさん主婦”ヒロインが、突然目の前に現れた夫の“彼氏”、“彼女”、“隠し子”と奇妙な同居生活を開始。

時にぶつかり合い、時に手を取り合い、みんなで意識不明状態となった夫の介護に勤しみながら、これまで想像もしなかった数奇な人生と血のつながりを越えた“家族”の絆を描く。

11月23日(木)放送の第6話からは後半戦に突入。主人公・ゆりあの夫、伊沢吾良(田中哲司)がついに昏睡状態から目覚める中、ゆりあはワンオペで息子を育てる便利屋・伴優弥(木戸大聖)との禁断の恋に、どんどんのめり込んでいく。

そして、そんな第6話でゆりあが初対面を果たす優弥の父・伴博役として、宮藤がゲスト出演する。

■宮藤官九郎、息子役・木戸は「俺の息子にしてはイケメン過ぎる」

息子役を演じる木戸について「俺の息子にしてはイケメン過ぎる、絶対に俺の遺伝子は入ってない」と、つい戸惑ったという宮藤。しかし、実際に木戸と会うと、その人柄に一瞬でほれ込み「本当に申し分ない、非の打ち所がない好青年でした。お芝居もナチュラルで柔軟で、とてもやりやすかったです」と絶賛した。

演技については、「風貌で選ばれたんだろうなと思いましたので、その風貌を生かして“空気読めない、何考えてるか分からない、怪しい、けどばかではない、息子や孫を思う気持ちだけは本心”という軸はブレずに、自由に演れたかなと思います」と、手応えをにじませた。

■菅野美穂と11年ぶりの共演

かつて2010年放送の単発ドラマ「Wの悲劇」(TBS系)で恋人役、2012年公開の映画「大奥〜永遠〜[右衛門佐・綱吉篇]」では夫婦役を演じた菅野と宮藤。また、2017年には宮藤が脚本を手掛けたドラマ「監獄のお姫さま」(2017年、TBS系)に菅野が出演し、出演者×脚本家という形でふたたびタッグを組んだが、2人が俳優として共演するのは11年ぶり。

久々の共演に、菅野は「前作から11年ぶりだなんて…!そんなにもお互いに年を取ったんだなって、しみじみしちゃいますね(笑)。今、1月期の脚本を書いておられるそうで、お忙しい中こちらにも来てくださって、本当にうれしいです」と大喜び。

撮影でも「抜け感があってひょうひょうとしながらも、父親としての思いもしっかりと投げかけてくださって…。宮藤さんは脚本だけでなく、演技も天才だなって改めて思いました!」と、感動の様子を見せた。

■宮藤官九郎「久しぶりの俳優業なので、大目に見て下さい」

――「ゆりあ先生の赤い糸」の脚本を読んだ感想をお聞かせください。

現代的な家庭劇だなぁと思いました。夫の不貞の相手が美少年というのも良いし、そこへ子連れの女が加わり、みんなで夫の介護をするという設定が見事ですし、ゆりあ先生のせりふがただの正論じゃないところもすてきだと思いました。

――今回演じられる伴博の印象、演じるうえで心掛けたことを教えてください。

風貌で選ばれたんだろうなと思いましたので、その風貌を生かして“空気読めない、何考えてるか分からない、怪しい、けど馬鹿ではない、息子や孫を思う気持ちだけは本心”という軸はブレずに、自由に演れたかなと思います。

――現場の雰囲気はいかがでしたか?

とても良かったです。菅野さんが楽しく明るいムードを作ってくださっているので、もうそれに身を任せてればいいんだなと思いました。

――息子・伴優弥を演じる木戸大聖さんの印象をお聞かせください。

俺の息子にしてはイケメン過ぎる、絶対に俺の遺伝子は入ってない。それ以外は本当に申し分ない、非の打ち所がない好青年でした。この業界には好青年風の若者はたくさんいるけど、彼は本物の好青年だと思います。お芝居もナチュラルで柔軟で、とてもやりやすかったです。

――菅野美穂さんの印象をお聞かせください。

オンエアを見て、ゆりあ先生の仏頂面がすごく男前すてきだなぁと思っていたので、間近で見られてうれしかったです。お芝居の間を合わせてくださって、おかげさまですごくやりやすかったです。

――菅野さんは「監獄のお姫さま」に続き、今回はまた違った“おばさん”を演じていらっしゃいますが、菅野さんが表現される“おばさん”の真骨頂とは?

いちばんは笑い方、それもカメラが回ってない時の(笑)。笑い声なのに、隣の部屋から聞こえて来ると、ちょっとホラーな感じ。おばさんだけど思い切りが良く、悲壮感がないので、ガシガシ歩く所作とか、仏頂面とか、啖呵を切る場面とか、ドキドキした表情とか、いろんな側面が見られて楽しいです。「もっとやれ!」と思いながら見ています。

――本作のみどころを含め、視聴者の皆さまへメッセージをお願いします。

達者な皆さんがそろっていて、どの場面も面白く、見応えがあるので、僕の場面は“ながら見”できるようにサラっと演じました。久しぶりの俳優業なので、大目に見て下さい。

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