9日に食道がんのため73歳で死去した歌手の大橋純子(おおはし・じゅんこ)さんの葬儀・告別式が16日、東京港区増上寺光摂殿で営まれた。
同じ所属事務所の松崎しげる(73)は弔辞で「じゅんぺい、ありがとう。お疲れさま」と別れを惜しんだ。
松崎は「俺がじゅんぺいの弔辞を読むなんて何も用意してないよ」と突然の別れを受け入れられなかった。そして「じゅんぺいの歌を受け継いでいきます」と言うと、92年に発売された大橋さんの名曲「愛は時を超えて」から「あなたとめぐり会えた喜びが私を励ますのよ時を超えていつも心はあなたと生きてゆく」のワンフレーズを歌い上げた。
喪主を務めた夫の佐藤健さんは「(参列した)皆さんの顔を拝見してると、いろんな方にお世話になったとつくづく感じます。長い間支えていただきありがとうございました」と感謝を述べ、最後に「これからも大橋純子の歌を愛していただけると幸いです」とした。