タレントの武井壮(50)が13日、TOKYO MX「バラいろダンディ」(月〜金曜後9・00)に生出演。大みそかのNHK「第74回NHK紅白歌合戦」でSMILE―UP.(旧ジャニーズ事務所)の所属タレントが「ゼロ」となったことについて言及した。
旧ジャニーズ事務所の創業者、故ジャニー喜多川氏による性加害問題について、NHKは10月に行った定例会長会見で「新規の出演依頼については被害者への救済と再発防止への取り組みが着実に進まないと行わない」とした上で「紅白についても同じ方針。現段階ではその方針に沿って対応する」と所属タレントの出演「ゼロ」の方針を明言していた。
その後、SMILE―UP.(旧ジャニーズ事務所)が立ち上げる新会社の社長に、のんがエージェント契約を結ぶ株式会社スピーディの社長・福田淳氏(58)が就任する方向にもなり、旧体制からの一新を図る姿勢を打ち出したが、この日のNHKの発表では出演者の一覧に旧ジャニーズ所属タレントの名前はなかった。
このNHKの対応がネット上で賛否を呼んでいることに対し、武井は「あれだけ事件が公になり世間が知ることになって、まだ被害者への補償だとかが済んでない状態なので、これまでの“取り引き”みたいなのは一旦停止するしかないと思うんですよね。ある程度は」と持論を展開。続けて「それはテレビ局側の判断だと思うんですけど、(この問題が)紅白歌合戦という場で一旦、何か目に見える形になったということじゃないかなと」と話した。
旧ジャニーズの所属タレントへの対応がNHKでも番組ごとに違うことには「会社全体で統一してないから、番組ごとの尺度で変わってくるのかなと。(あの番組は出てなくても)他の番組には出てるじゃないか!っていうことだとしたら、局としての判断というよりもプロデューサー目線の判断なのかなという気がします」とコメントした。