大みそかの第74回NHK紅白歌合戦(後7時20分)の出場歌手発表会見が13日、東京・渋谷のNHKホールで行われ、俳優の大泉洋が初出場することが決まった。
昨年まで3年連続で司会(20年は白組司会、21、22年は紅白司会)を務めてきた大泉が、マイクを持ちかえ、“歌手・大泉洋”として紅白のステージに立つ。
大泉はオファーが来た時は「まさか歌手として出させていただけるとは。本当に信じられない気持ち」と驚きを隠せなかったという。「(札幌に帰省する)飛行機のチケットをばらさないといけないなっていう。家族が本当に喜んでくれるのか、私は喜んでいるんですけれども…。いつか紅白に歌手として出たい―というのが、私の夢でございました。まさか、その夢がかなうとは思わなかった」と喜びをかみ締めた。
「誰よりも紅白への愛情が深い」と自負する。「スタッフの皆さまには何でもやりますと。一から全て協力したい。自分の歌を全力で歌わせていただく気持ちでございますが、他に私がやれることがございましたら何でもして盛り上げていきたい」とフル稼働を宣言。有吉弘行らが司会を務めるが、「もし『やっぱり司会をしてほしい』ということであれば、ずっとそこ(=ステージ袖)にいてもいい。何でもしたい」と色気をみせ、笑いを誘った。
紅組のライバルには、46回目の出場が決まった石川さゆりを挙げた。「どのタイミングで歌うかは聴いていません。やはり、石川さゆりさんと対戦できるのであれば、石川さんの胸をお借りしたいという気持ちはございます」と話した。
北海道新聞の質問にも応対した。道民に向けて「北海道の皆さん、司会ではないということでございまして、寂しく思う方がいらっしゃったかと思います。“大逆転”で歌手として出場することになりました!皆さん、今年も緊張する大みそかがやって参ります。どうぞ手に汗握って、緊張してお待ちいただければ」とメッセージ。「ひょっとしたら歌を間違えてしまう可能性もございます。北海道の皆さん、油断なさらずに、緊張して応援していただければと思います」と話した。