この日の番組の最後に、関口が「先週の放送に関しまして訂正とお詫びをさせてきただきたいと思います」と言うと、水野真裕美アナウンサーが「先週放送した進化する生成AIに関するVTRで誤りがありました4枚の写真、ハマスの幹部に関してインターネットに投稿されていた画像について、生成AIでつくられたフェイク画像とお伝えしましたが、これらの画像は2014年以前から海外のネットニュースに出回っていた可能性が非常に高いことが分かりました。2014年以前ですと、これらの画像は、近年に普及が進む生成AIを使った画像ではないものと考えられます。したがって生成AIでつくられたフェイク画像とお伝えしたのは誤りでした」と説明した。
また、別の画像についても「生成AIがつくったものとお伝えしましたが、現段階では断定できる根拠はなく、断定した表現は誤りでした。訂正してお詫びいたします。ネット上に拡散していたこれらの画像について、生成AIで作成されたものかどうか多角的に検証すべきでしたが、確認が極めて不十分でした。今回扱ったテーマは、AIでつくられた画像の危険性に警鐘を鳴らすものであったにもかかわらず、その信ぴょう性を見極められなかったことを重く受け止め、再発防止に務めて参ります」と訂正し謝罪した。
これを受け、関口は「フェイク画像、偽画像と言ってもいいでしょうかねえ。これが出てきた時点から、これ気をつけなきゃいけないなあってことを話し合ってたんですが、あー今回こういうことになってしまいました。それくらい複雑ではありますが、まあ気を引き締めてこれからもやっていきたいと思っております。また来週、よろしくお願いいたします」とこの日の放送の最後を締めていた。
5日の放送では、「生成AI」に関するVTRが放送され、パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスとイスラエル軍の大規模戦闘に触れた。放送の中で、ハマス幹部を巡り、インターネットに投稿されていた画像について、「生成AIでつくられたフェイク画像」と説明していた。
番組のサイトは7日に、放送に使用された画像は「2014年以前から海外のネットニュースなどに出回っていた可能性が非常に高いことが分かりました」と報告。「よってこれらの画像は近年普及が進む『生成AI』を使って作られた画像ではないものと考えられます」とし「『生成AIでつくられたフェイク画像』とお伝えしたのは誤りでした」と訂正していた。