活動休止中の人気グループ「AAA」のメンバー・與(あたえ)真司郎が7日、都内で「work with Pride」カンファレンスに出席した。
経済・産業業界におけるLGBTQ+に関する理解促進や制度づくりを目的としたイベント。
與は、7月26日に都内でファンミーティングを行い、自身が同性愛者であることをカミングアウトした。ファンに公表した理由を「もちろん自分のためでもある。『なんでカミングアウトしたの?』と言う人もいるけど、例えばゲイの友達と遊んでいるところを週刊誌に撮られてファンの人に知られるのは違うし、隠して生きるのはつらいなと。ファンの人にも分かって欲しいという気持ちもありました」と告白した。
自身がゲイであることに悩みを抱えていたといい、「小さい時はスマホもなくLGBTQ+のことも社会に知られてなかったので、『自分は世界で一人なんだ、間違っているんだ』と思い誰にも相談できなかった」と回想。「家族に言えたのも32歳のコロナ期間でした。隠している時はつらかったですね。でも公表したら日本の芸能界にいられないと思ってしまっていた」とカミングアウトをためらった時期が長く続いていたことを明かした。
7月にカミングアウト後は、世界中からSNSのDM(ダイレクトメッセージ)を通じて「勇気をもらって親にカミングアウトできました」などのメッセージが多数寄せられているという。「まずは、社会や職場環境をノーマライズすることが夢。僕たちは特別扱いされたい訳じゃないし、なりたくてゲイになった訳じゃない。でもゲイであることによって広がった世界もあるし、若い子たちが後悔しない命を大事にできる社会になったら」と願った。