第75回カンヌ国際映画祭の「ある視点」部門に正式出品された映画「PLAN75」(倍賞千恵子主演)に出演している俳優の磯村勇斗が20日、早川千絵監督、ステファニー・アリアンらと同映画祭のレッドカーペットを歩き、海外映画祭デビューを飾った。
ストライプのシャツ姿で登場した磯村は「念願のカンヌ映画祭に参加できて感無量です。この後公式上映に参加しますが、観客の反応が楽しみです!」と声を弾ませた。
映画の舞台は高齢化が進んだ近未来の日本。満75歳から生死の選択権を与える社会制度「プラン75」が施行された。人口の著しい高齢化によって起こる軋轢(あつれき)の解決策として、社会は歓迎ムードに。当事者たちはこの制度をどう受け止めるのか?若い世代は?「プラン75」という架空の制度を媒介に、人は何を選択し、どう生きていくのかを問い掛ける。