“男女逆転の大奥”を描くNHKドラマ10「大奥 Season2」(火曜後10・00)は31日、「医療編」第15話(Season1から通算)が放送される。
<※以下、ネタバレ有>
原作は漫画家・よしながふみ氏の同名人気作。3代将軍・徳川家光の時代から幕末・大政奉還に至るまで、男女が逆転した江戸パラレルワールドを紡ぎ、センセーションを巻き起こした。
過去計3度、ドラマ化&映画化されたが、今回は幕末・大政奉還まで初めて映像化。2025年の大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」も手掛ける森下佳子氏が、今年1〜3月の「Season1」(全10話)に続いて脚本を担当。8代・吉宗の遺志を継ぐ若き蘭方医たちが謎の疫病「赤面疱瘡(あかづらほうそう)」撲滅の道を切り拓く姿、開国・攘夷・大政奉還・江戸城無血開城という激動の時代を描く。大筋は原作通りのストーリー展開だが、ドラマは「医療編」「幕末編」と銘打つ。
第15話は、人痘接種の開発に再びに尽力してほしいと訪ねてきた徳川家斉(中村蒼)に納得がいなかい黒木(玉置玲央)。家斉を追い返してしまうも、伊兵衛(岡本圭人)や家族の説得により、手を取り合う覚悟を持つ。不穏な動きを怪しむ“化け物”一橋治済(仲間由紀恵)の厳しい目を避けながら、家斉と黒木は翻訳局を新たに立ち上げる。再び青沼や平賀源内、田沼意次と夢見た赤面疱瘡の撲滅に挑むが、ついには治済の耳に入ってしまい…という展開。
「医療編」第14話(10月24日)は、治済の「毒カステラ」が原作通り描かれた。原作ファンから“最大の悪役”“怪物”“サイコパス”などと呼ばれる所以。視聴者を恐怖のどん底に陥れる仲間の衝撃的な怪演だった。
いよいよ「医療編」も大詰めを迎える。

