鹿児島県大隅半島を拠点に活動する音楽グループ「ＪＡＺＮＩＣＰＡＲＫ（ジャズニックパーク）」が、地元・大隅の観光スポットや食材の魅力などを楽曲と映像で表現したプロモーションビデオ（ＰＶ）を動画投稿サイト「ユーチューブ」で公開している。
メンバーは鹿屋、志布志、鹿児島の３市在住の公務員や会社員ら５人。それぞれサクソフォン、ギター、ドラム、ピアノなどを担当する。新型コロナウイルスの影響で外出の機会が少なくなった２０２１年春から作曲、撮影の自主制作を始め、ＰＶは２２年２月に完成した。
オリジナルのテーマソングは「ＯＯＳＵＭＩ〜ａ ｓｈｉｎｉｎｇ ｔｏｗｎ〜」と題した７分間の楽曲。リーダーで鹿屋市職員の櫛間崇史（くしまたかし）さん（３８）が作曲し、「ラテンジャズ調の軽快なリズムで大隅の美しい自然に浸れるような旋律にした」という。
映像もメンバーらの手作り。佐多岬（南大隅町）▽かのやばら園（鹿屋市）▽くにの松原（大崎町）▽柏原海岸のルーピン畑（東串良町）など１７カ所の四季折々の風景を一眼レフカメラやドローンを使って撮影。大隅特産のカンパチやウナギ料理も紹介した。
ＰＶは公開した３月上旬からこれまでに約２３００回のアクセスがあるという。櫛間さんは「地元を元気にしたいという思いで制作したＰＶ。多くの人に大隅半島の美しさを届けたい」と話している。ＰＶはＱＲコードから。【新開良一】
