今年の大みそかのNHK紅白歌合戦の司会にお笑いタレントの有吉弘行(49)が選ばれた。他には女優の橋本環奈(24)、浜辺美波(23)と、NHKの高瀬耕造アナ(47)が務める。
「NHKを含めてキー局全局にMC番組を持っている超売れっ子ですし、ネット上の反応も《キャリアを考えれば驚く話でもない》などと好意的なものが目立ちます。紅白出演の基準は《今年の活躍》《世論の支持》《番組の企画・演出》の3つとされますが、要するにNHKに対する貢献度も世間の好感度も高くて、潜在視聴率を持っている人。有吉さんはすべての条件を満たしています。もちろんジャニーズの問題が深刻化する前から水面下で交渉は進められていたわけで、たまたまでしょうが、ジャニタレの起用が難しい紅白の中で、図らずも有吉さんの司会が一番の“目玉”になりそうですね」(在京キー局プロデューサー)
確かに6日に有吉が紅白の司会と報じられるや、ネット上には《だったら見てみようと思わせる有吉はやっぱりすごい》なんて書き込みも結構あった。さらに《紅白でも毒舌を期待》《ジャニーズ問題にも触れてほしい》なんて声も。
「視聴者が有吉さんに過激な毒舌を期待するのは分かります。ただ、よく見れば分かりますけど、最近は地上波ではそんなに毒を吐かなくなっています。もともとバランス感覚に優れた人で、NHKのMC番組『突撃!カネオくん』でも、きちんとトークの毒を薄めている。もちろんNHKが紅白で期待しているのも、そういう群を抜いたMC力です。そもそも紅白はリハを繰り返し、“シナリオ通り”に進められる。いかに有吉さんと言えど、アドリブの毒舌はなかなか難しい。ジャニーズの問題にも触れられるかどうか」(スポーツ紙芸能デスク)
さすがに毒舌は封印か。「紅白の司会をそつなくこなして、逆に有吉さんに対する世間の評価が下がらなければいいのですが」(芸能プロダクション関係者)なんて心配する声もある。

