ジャニー喜多川氏の性加害問題で、ジャニーズ事務所の東山紀之社長は2日、東京都内で記者会見を開き、改めて被害者に謝罪した。その上で、所属タレントのマネジメント(業務管理)・育成業務などを行う新会社を設立すると発表した。
同事務所は、社名を17日から「SMILE―UP.」(スマイルアップ)に変更し、被害者補償業務のみを行う。補償は11月から始めるという。
同事務所は9月7日に性加害問題に関する記者会見を開き、喜多川氏による性加害の事実を認めた上で、藤島氏の社長辞任などを発表したが、対応が不十分との声が出た。
大手企業の間には、所属タレントのCM起用を見直す動きが広がり、NHKは被害者への補償と再発防止策の着実な実施が確認されるまで、新規の出演依頼を行わない方針を明らかにした。日本テレビやフジテレビも会社名の変更などを同事務所に求めていた。


