お笑いコンビ「プラス・マイナス」が21日、都内でお笑いライブ「W祝!!上方漫才大賞受賞&結成20周年 プラマイ寄席」(10月7日、COOL JAPAN PARK OSAKA TTホール)の取材会を開いた。
20周年を振り返り、ツッコミの岩橋良昌(45)は「僕がネタに関して細かすぎるので、要求しすぎて、けんかになるというのがありまして。0・5秒の間とか叩き方の角度とか、気になったところ全部やるので、そういうのが普段の寄席で受けていることや今回の大賞受賞にもつながっている」と述べた。「やりすぎかなと思ったこともあった」と語りつつ、こだわりが結果に結びついたことに胸を張った。
ボケの兼光タカシ(44)も「本当にプロフェッショナルというのは感じる。尊敬しますよね」と相方の奮闘を称賛した。取材ではドアを開けるしぐさだけで2時間も稽古をしたエピソードも明かした。
劇場を大切にする姿勢はこれからも変わらない。今後の目標について聞かれると岩橋は「NGK(なんばグランド花月)の入り口にプレートを飾る」とコメント。「テレビは出られたらラッキー。漫才、劇場で自分はメシを食べたいということでNGKのトリを取りたい」と理想のビジョンについても語った。賞レースやテレビではなく、あくまで劇場に軸足を置いた活動。それを貫き、家まで建てた自身の生き様を後輩に見せていく。
対する兼光は「オール阪神・巨人師匠の上方漫才大賞で最多4回受賞を塗り替えたい」と壮大な目標を口にした。20年目を迎えて円熟味を増した2人の活躍はこれからも続く。
イベントには先輩芸人のテンダラーをはじめ、銀シャリ、アキナ、さや香ら豪華なメンバーが集結する。岩橋は「トップバッターの一本が新ネタ。トリはブラッシュアップしたのをやります」と新ネタを披露することも予告した。