女優の吉永小百合(78)が17日、長崎・五島市の福江文化会館で行われた主演映画「こんにちは、母さん」(山田洋次監督、公開中)の上映会で舞台あいさつした。
19年間、映画館がない同市。吉永は地域活性で「五島の椿プロジェクト」のサポーターでもあり、自身の前作「いのちの停車場」(21年公開)に続き、1年ぶりの上映会となった。吉永は「みなさんの胸の中にそれぞれのお母さんがいらっしゃると思います。映画を見てご家族、お母さんのことを感じてください」などとあいさつ。上映会は2回あり、計約2000人の前で語り掛けた。また「次の映画でもまた、この場所に戻ってきたい」と約束し、次回作が進んでいることをほのめかした。
映画もさることながら、観客は“生小百合”を目にする貴重な機会にハッピーな気分。同市の野口市太郎市長も「一番良いネクタイをしてきた」と話していた。