卓球女子で五輪3大会連続のメダルを獲得し、5月に現役を引退した石川佳純さん(30)が15日放送のTBS「A-Studio+」(金曜後11・00)にゲスト出演。ゾーンに入った印象的な試合について語った。
MCの「Kis―My―Ft2」藤ヶ谷太輔が「試合って、もちろんつらい試合ばかりだと思いますけど。あっ、きょういけるっていう時もあるんですか」と負ける気がしないと感じた試合はあるかと質問すると、石川さんは「あります、たまに」と明言した。
「5回目の全日本選手権で最後に優勝した試合があったんですけど、伊藤美誠選手と試合をしていて。決勝で1−3で負けてたんですけど。かなり劣勢だったんですよ」と21年の全日本選手権の女子シングルス決勝戦について回顧。「でもなんか、その途中に“いや、もしかしてこれなんかあきらめなければチャンスあるかも”って思った瞬間があって」と続けた。
「そこから無欲になれたというか、雑念が消えて、本当に勝負だけを楽しんで。楽しむっていう言い方はあれですけど、こう点数を積み重ねていけてっていう試合は、自分は本当に今でも凄い思い出に残ってますね」と振り返った。