世界で初めて60歳以上女性でフルマラソンのサブスリー(3時間切り)を達成し、60〜64歳の女子世界記録を持つ高校教諭の弓削田眞理子さん(65)が14日放送の女優黒柳徹子(90)がMCを務めるテレビ朝日系トーク番組「徹子の部屋」(平日午後1時)に出演、マラソンへのあふれるパッションを披露し、黒柳を感動させた。
弓削田さんは、中学時代から陸上を始め、24歳で東京国際女子マラソンに出場。子供4人を育てながらランニングを続け、80回目のマラソンで初のサブスリーを達成。2019年、61歳で2時間59分15秒で60〜64歳の女子世界記録を更新し、21年の大阪国際女子マラソンを2時間52分13秒で走破、自身の世界記録更新に成功した。
番組では、弓削田さんの練習ぶりとレースでの奮闘を聞いた黒柳が「すごーい、本当にすごい」と感心。次の目標を「65〜69歳の世界記録」と掲げると「お祈りしてます」とエールを送った。「夢はかなう!」とランニングウエア姿の弓削田さんが腕を振ってアピールすると、黒柳もまねをして笑顔を見せた。
埼玉県立川越女子高校教諭の弓削田さんは現在も陸上部顧問として活動中だ。このほど、ランナーズ財団主催の第33回ランナーズ賞を受賞した。