エアロスミスのヴォーカル 声帯出血でツアー中止 30日間のドクターストップ

 世界的ロックバンドのエアロスミスが、ボーカルのスティーヴン・タイラーの声帯出血によりツアー中止を余儀なくされた。今月ペンシルべニア州フィラデルフィアのウェルズ・ファーゴ・センターから「ピース・アウト:ザ・フェアウェル・ツアー」をスタートさせた同バンドだが、9日のニューヨーク州エルモントのUBSアリーナ公演中に、スティーヴンの喉に異変が発生、その後30日間歌わないようドクターストップがかかる結果となった。

 今月予定されていた全公演の変更についてスティーヴンはこう声明を発表している。「言うのは辛いが、これから30日間歌わないよう医者から命令された。土曜日の公演で声帯を損傷して、出血に至った。いくつかの公演を延期しなくてはいけない。戻って、皆が見るに値するパフォーマンスを届ける」

 同バンドのインスタグラムにはこう続いている。「購入されたチケットは再日程の公演に有効となります。参加できない方は払い戻しも可能です。払い戻しに関する質問は、購入先へご連絡のほどよろしくお願いします」

 今回の事態によりデトロイト、ミシガン、シカゴ、イリノイ、ワシントンDC、カナダのトロント、ノースカロライナ州ローリー、オハイオ州クリーブランドの公演が来年の1月、2月に変更、ツアーは来月1日から再開予定だ。

 ドラムのジョーイ・クレイマー不在の同ツアーについて、発表当時同バンドはこう声明に綴っていた。「ジョーイはエアロスミスの愛すべき創立メンバーであり続ける一方、自分の家族と健康に集中するため、今回のツアーには参加しない決意をしました。ドラムキットを前にしたジョーイの紛れもなくレジェンド的存在感が惜しまれることでしょう」

(BANG Media International/よろず〜ニュース)

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