SF漫画「コブラ」の寺沢武一さん死去 68歳

SF漫画「コブラ」などで知られる人気漫画家の寺沢武一(てらさわ・ぶいち)さんが死去したことが11日、分かった。68歳。北海道旭川市出身。集英社が明らかにした。

「漫画の神さま」と評された故手塚治虫さんの下で修業を積み、1977年に「週刊少年ジャンプ」(集英社)で「コブラ」を発表、78年からは連載をスタートした。SF漫画「鴉天狗カブト」「ゴクウ」も大ヒットした。パソコンを駆使した「デジタル漫画」の先駆けとしても知られ、多くのファンを魅了した。

「コブラ」は、左腕にしのばせた銃「サイコガン」を武器に銀河を駆け巡る宇宙海賊で不死身の男、コブラの活躍を描いたSF作品。2018年時点での単行本の全世界累計発行部数は5000万部を突破。82年にアニメ映画化、テレビアニメ化もされた。

2019年11月からはKADOKAWAのWEBコミックサイト「COMIC Hu」で最新話「COBRA OVER THE RAINBOW」を連載していた。

インターネット上では、森田まさのりさんら多くの漫画家が、寺沢さんを悼んで投稿した。

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