【VIVANT】衝撃の出会い!ベキとノコルの遭遇シーンが壮絶 ネット涙「妻との約束…」「すごい愛」

 俳優の堺雅人が主演を務めるTBS日曜劇場「VIVANT(ヴィヴァン)」(日曜・午後9時)の第9話が10日に放送された。(以下、ネタバレがあります。ご注意ください)

 第8話で、乃木(堺雅人)はベキ(役所広司)との親子関係を証明するためにノコル(二宮和也)にDNA検査を願い出た。そして鑑定結果で息子だということが判明した。ベキは乃木にノコルと同じ服を与え、部屋も用意。ノコルの会社で働くように命じた。

 一方、テントの1年間の総売上はモニターからの誤送金による収入、テロの成功報酬などで約7億3870万ドルを計上していた。その多くは児童養護施設の運営費にも充てられていた。さらに乃木は、ノコルが経営する会社「ムルデール」が3年前からバルカ共和国北西部の大規模な土地買い占めを行っていることに気づいた。

 第9話で、乃木の父・卓(林遣都)が公安外事部に配属され、諜報員とし赴任したバルカで武装勢力に拷問された過去が明らかになった。息子・憂助は連れ去られ、妻・明美(高梨臨)も拷問の果てに命を落としてしまう。

 絶望のどん底に突き落とされた卓も拷問室で、武装勢力の取調官に「お前は捨てられたんだ」と吐き捨てられ銃撃されたが、奇跡的に一命をとりとめた。

 ベキは命を救ってくれたバトラカ(林泰文)とともに、明美との約束を守るために息子を探し続けた。4年間さまよったが、見つけることはできなかった。

 そうした中、ある夜、夜。卓が廃人のように虚ろな目をして座り込んでいると、頭部に銃を突き付けられた。月明かりに照らされ、マシンガンを構えているのは、幼い子供だった。子供は卓の問いに答えず、ふと意識を失い倒れてしまう。「弟に何か食べさせてあげて…ノコルをお願い…」と言い残し、力尽きてしまう。赤ん坊の泣き声が聞こえ、近づくと毛布に包まれて泣いているノコルを発見した。

 ベキは「「ノコルを、初めてこの手に抱き上げた時、小さくて温かい憂助の姿が重なった……」と振り返った。「明美は子供が好きだった……妻も息子も守れなかった私に、『生きて、この子を育てろ』そう言われているようだった。この子を命に代えても守る……そう誓い、ノコルの父親になった」と明かした。

 ネットでは「妻との約束だったんだ」「知らなかった」「これほど壮絶な人生あるのか」「すごい愛見せつけられた」といった涙するような声が寄せられた。

 本作は、「半沢直樹」シリーズ、「下町ロケット」シリーズなどを手掛けた福澤克雄氏が演出を担当し、原作も手掛けたオリジナルストーリーだ。林遣都、竜星涼ら主演級の豪華キャスト陣が集まったことでも話題となっている。次回17日放送の第10話が最終回となる。

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