ジャニーズ事務所の創業者、ジャニー喜多川氏(2019年死去)による性加害問題で、同事務所は7日、東京都内で記者会見を開き、喜多川氏のめいの藤島ジュリー景子社長(57)が5日付で引責辞任。新社長には所属タレントの東山紀之さん(56)が就任すると正式に発表した。記者会見した藤島社長はジャニー氏の性加害を認めた。
記者会見には、黒いスーツ姿の藤島社長が最初に登壇し、東山さん、井ノ原快彦さん(47)が出席し、いずれも深々と頭を下げた。
藤島社長は「故・ジャニー喜多川による性加害問題につきまして、特別チームによる調査結果と提言が発表されましたが、事務所としましても、個人としましても、性加害はあったと認識しています。被害者の皆さんに心からおわび申し上げます」と謝罪した。
さらに「ファンの方々、全ての方々に心からおわび申し上げます。藤島ジュリー景子は、提言を
続いて東山さんが「性加害を認め、ここで謝罪させてもらいます。長きにわたり、心身共につらい思いをさせた。(自分は)年内をもって表舞台から引退をします。今後の人生をかけて、この問題に取り組んでいく覚悟でございます。この場をお借りして、ファンの皆様、社会の皆様、おわびを申し上げます」と話した。
その上で東山さんは「被害者の方々への
同事務所が設置した「外部専門家による再発防止特別チーム」は8月末に調査報告書を公表し、喜多川氏が40年以上にわたって多くの所属タレントに性加害を繰り返した事実を認定。藤島社長の辞任や金銭的賠償を含めた被害者の救済を提言していた。
東山さんは1985年、3人組グループ「少年隊」のメンバーとして「仮面舞踏会」でレコードデビュー。現在、同事務所の所属タレントとして最年長。