桑田佳祐 新曲テーマは「神宮外苑再開発問題」故・坂本龍一さんの「思い受け止めて作った曲」ラジオで告白

 国民的人気バンド・サザンオールスターズの桑田佳祐が2日、パーソナリティーを務めるラジオ番組「桑田佳祐のやさしい夜遊び」(土曜、後11・00)内で、新曲「Relay〜杜の詩」を披露。同曲制作の経緯を明かし、話題となっている。

 サザンは7月17日に配信となった「盆ギリ恋歌」を皮切りに3カ月連続の新曲配信“サザン2023三部作”を敢行し、同曲が完結編として、発表され最後の新曲だった。

 桑田はラジオ内で同曲を初オンエア。同曲の制作には東京・明治神宮外苑再開発事業に対する懸念があったと明かした。音楽家・坂本龍一さんが今年3月に死去する直前まで小池百合子東京都知事に手紙を送るなどして反対を表明。桑田は「(坂本さんの思いを)受け止めて作った曲と言って良いと思う」と説明した。

 サザンの公式サイトでは歌詞も公開された。「誰かが悲嘆(なげ)いていた 美しい杜が消滅(き)えるのを」「未来の都市が空を塞(ふさ)いで良いの?」と問題提起する歌詞もあり、「意思を継(つ)ないで この杜(ここ)が好きだよ」と締めくくっている。

 桑田は「神宮外苑っていうのはサザンオールスターズもおかげさまで45年間、ビクタースタジオで音楽を作って、この界隈には大変思い入れがある。言い換えればふるさとのような場所」と吐露。神宮外苑に近接するビクタースタジオに思いをはせ、「われわれが音楽を作ってきたビクタースタジオの本当に周辺、身近な場所で、自分にとっても本当に大切な故郷を思って作った曲です」と加えて説明した。

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