女優の吉永小百合(78)が3日放送のフジテレビ「ボクらの時代」(日曜前7・00)に出演。芸能界入りのきっかけについて語った。
この日は現在公開中の山田洋次監督の映画「こんにちは、母さん」で共演している俳優の大泉洋、タレントのYOUと共にトークを展開。YOUから「小百合さんはもう何年ですか。女優」と問われると、吉永は「子役からやると相当なんですよね」「私は11歳から」と打ち明けた。
自分から芸能の仕事をしたいと言ったのかと聞かれると、「よく分からないんですけどね。小学校の時に学芸会で、一応主役をやったんです。5年生の時にね。私はうさぎのお母さんの役で」と回顧。学校で披露した後は学校の近くにあったという医療少年院でも劇を披露したと言い、「その子たちが泣いてくれたんですね。それでなんか自分もハーッと思って。お芝居って素敵だなと思ったんですけど」と振り返った。
そうして子役となって迎えた小学校卒業の際には「“私は大きくなったら映画女優になりたい”って書いてるんですけど」とも告白。「で、たまたま知り合いに日活映画の宣伝部長って方がいらして。その方に入れって言われて中学卒業と同時に撮影所に行ったんですよね」と続けた。
「だから高校も2学期までしか行かれなくって。で、家がとっても貧しかったから、お金がもらえるじゃないですか。それで家の足しにもなったし、アルバイトのような気持ちでやっていて。辞められなくなって」と話すと、「だから本当に好きだったかどうか分からないんですけど、でもやっぱり楽しいことがあったんですよね」と笑顔で話した。