映画監督の市川徹さんが先月30日、がんのため死去したことを、映画「散歩屋ケンちゃん」公式SNSなどが伝えました。75歳でした。
7月7日より全国順次公開中の映画「散歩屋ケンちゃん」公式X(旧ツイッター)では「『散歩屋ケンちゃん』の助監督を担当していただいた市川徹監督が昨夜ご逝去されました。」と書き出し「市川さんの温かいお人柄に場が和んでキャストさんも制作チームも良い空気で撮影に臨むことが出来ました。ありがとうございました。」と感謝を綴りながら、現場で活躍する市川さんの写真を投稿しています。
映画「散歩屋ケンちゃん」の監督をつとめた寺井広樹さんによると、市川さんは昨年10月に「散歩屋ケンちゃん」の撮影に参加。市川さんについて寺井さんは「撮影現場に市川さんがいると現場がなごむ。空気がいい。ほのぼのとしたシーンを撮影できたのは市川さんのお陰です。本当に助けてもらいました」と振り返っています。
しかし撮影終了後に入院。1か月前ごろに市川さんの調子が悪いと聞いていたと明かしました。そして先月30日夕方、市川さんは家族に見守られながら亡くなったとのことでした。
市川さんは1987年に実写映画のキャリアをスタート。「ファンキー・モンキー・ティーチャー3」などの娯楽映画やVシネマの監督として活躍を重ね、2006年からは地域密着映画に注力していました。遺作となる「月の道」は富士山を臨む地域を舞台にした異色時代劇として現在公開中とのことです。
【担当:芸能情報ステーション】