ＡＫＢ４８の本田仁美（２１）が３０日、グループの公式ユーチューブなどで投稿した動画で、グループから卒業することを発表した。シングル参加は、９月２７日発売の６２ｎｄシングル「アイドルなんかじゃなかったら」が最後になり、卒業公演などは決定次第発表するという。
本田は冒頭「私、本田仁美はＡＫＢ４８を卒業します」と報告した。
栃木県出身の本田は２０１４年、４７都道府県代表からなるチーム８の栃木県代表メンバーとして加入。高いダンススキルを誇り、１８年には韓国のオーディション番組に参加。２年半限定でグローバルガールズグループ・ＩＺ＊ＯＮＥとしてデビューし、日韓を中心に国内外で活躍した。２１年４月に活動期限を終え、ＡＫＢ４８に復帰。５８ｔｈシングル「元カレです」、６１ｓｔシングル「どうしても君が好きだ」でセンターポジションを務めるなど、グループの中心メンバーとして活躍していた。
本田は「ＡＫＢ４８チーム８栃木県代表として、１２歳で加入し約１０年間活動させていただきました。チーム８のメンバーとして、ＩＺ＊ＯＮＥのメンバーとして、そして（ＡＫＢ４８の）選抜メンバーとして、グループのセンターを２度も務めさせていただき、貴重な経験とともに大きく成長させていただきました。そのすべてが私の礎となり、私を明るく照らしてくれることを確信しています」と語った。
ファンやメンバー、秋元康総合プロデューサー、スタッフ、仕事で関わった関係者らに感謝を述べた後、「幸せでかけがえない日々を過ごさせていただきました。約１０年間、未熟な私をどんなときも支えてくださり、本当にありがとうございました」と頭を下げた。
さらに、シングル参加は９月２７日発売の６２ｎｄシングル「アイドルなんかじゃなかったら」が最後になるとし、「卒業公演などにつきましては、決まり次第お知らせさせていただきたいと思います」と報告。「残りの時間、１分１秒、１日１日を大切にＡＫＢ４８のために全力で頑張りますので、今後ともよろしくお願いします」と話した。
なお、ＡＫＢ４８をめぐっては、今年２９人目となる卒業発表となった。
