■ペットのフグの名前は「スライダー、シュート、チェンジアップ」
同映画の原作は、ビートたけしの同名小説。手描きのイラストにこだわるデザイナーの悟を主演の二宮が、携帯を持たない謎めいた女性・みゆきを波瑠が演じる。喫茶店で出会った二人が交わした約束は「毎週木曜日に、この場所で会いましょう」。携帯電話で気軽に連絡が取れる現代に、あえて連絡先を交換せず、週に一度だけ会うことを大切にしてゆっくりと関係を紡いでいく。いつの時代も変わらない愛の原点「大切な人にただ会える喜び」を描いた。
同映画の内容にちなみ、毎週の習慣を聞かれた藤原は「2、3センチの小さいフグを飼っているので、毎週日曜日に、使い終わった歯ブラシなどを使って水槽を洗っています。SDGsです」と答えた。
これに二宮は「昨日は?」と質問。藤原が所属するなにわ男子は、26、27日に放送された「24時間テレビ46」でメインパーソナリティーを務めていたからだ。藤原は「昨日は24時間しゃべって疲れていたので、お休みしました」と口にした。
また、ペットの名前を聞かれると「野球が好きなので、スライダー、シュート、チェンジアップ」と回答し、会場の笑いを誘った。桐谷が「(見た目で)わかるの!?」と問いかけると、「スライダーとシュートは模様が違うので、わかるんです! でも、正直チェンジアップはわからない…(笑)。あと、チェンジアップは長いから略して『チェ』って呼んでいます」と言い、さらに笑わせた。
■両足の靴紐が結ばれており…
同舞台あいさつでは、撮影中の印象に残っていることについてもトーク。藤原は、二宮と初共演だったとのことで「緊張していた」と吐露し、続けて「でも、二宮くんは後輩とたくさん共演しているので、距離の縮め方がうまいなと感じました。撮影が終わってからも『今日はありがとうね。また明日もよろしく』って言いに来てくださったんです。『優しい!』と思ったんですけど、靴を履いたら両足の靴紐が結ばれていて。それを見に来たんですよ!」と二宮からのいたずらを明かした。
当日の撮影は、藤原と二宮のみのシーンだったそうで、犯人は二宮としか考えられないそう。しかし、二宮は「そんなわけないじゃん」と涼しい顔をしている。他登壇者も二宮の肩を持っており、藤原は「僕に味方はいないんですか…」と肩を落とし、「先輩が言うなら僕のミスです。すみません…!」と諦めた。二宮は「びっくりしたよ〜」と飄々としていた。
◆取材・文=大野代樹