俳優の香川照之(市川中車)が28日、「X」(旧ツイッター)を更新し、歌舞伎と父で歌舞伎俳優の市川猿翁への思いをつづった。香川は昨年8月、東京・銀座のクラブホステスへの性加害疑惑を報じられて以降、Xの更新がストップ。それから約1年たった今月26日にXを更新していた。28日の投稿はX再開後、〝通常運用〟の1発目になる。
香川は「昨日、歌舞伎座での『新・水滸伝』が無事千穐楽を迎えました」と5日初日、27日千秋楽だった公演の終了を報告。同公演について「父が20年近く前に創った作品ですが、風の時代に入った我々の、個の価値観重視の生き方を当時すでに描いており、不思議な力を感じました」と評した。香川はかつて父の猿翁と確執があったが、のちに和解したことで知られる。
続けて「来月は京都にて同作品を引き続き上演いたします。まだまだ夏は熱いです」と投稿。出演する同公演が9月3〜24日、京都・南座で行われることを報告した。
香川は26日、Xを更新。声明を発表し、今後の活動について、歌舞伎と大好きな昆虫を通した生態系の保全に取り組むと明かしていた。