1980年代、お笑いトリオ「B21スペシャル」を結成したヒロミが芸能界に入るきっかけを作ってくれたのがダチョウ倶楽部だった。寺門ジモンが当時出演していたショーパブのオーディションを受けるように誘ってくれたそうで、「普通言わないよね、ライバルになるのに。本当にいい人なんだよね」。B21スペシャルは、客いじりなどダチョウ倶楽部の真似をしつつ成長していったという。
番組にVTR出演したダチョウ倶楽部もヒロミへの感謝を口に。ジモンは「当時ゴールデンの番組が始まるのでちょっと不安だった。そんな時ヒロミくんが『ダチョウ倶楽部は凄いからゴールデン大丈夫だよ』って言ってくれた。そういうの言わないタイプだからうれしかった」と回顧。上島さんが亡くなった後はヒロミと「会えてない」そうで、「仲間の1人がいなくなったことはヒロミくんは絶対にショックなんですよ」。肥後克広も「ヒロミを一番知ってるのは竜ちゃんかもしれないから」とうなずいた。
ヒロミは上島さんについて「竜ちゃんは“芸人だね”っていう感じで。一緒になって遊んでくれる。飲んでへべれけになって帰っていく姿を見てこういう芸人にはなりたくないなと思った」とジョーク交じりに人柄を振り返る。訃報を知った時は「ビックリした」といい、「何かできなかったのかなと思ったりした。ダチョウ倶楽部って今でも俺には3人にしか見えないんだよね。映ってないけどいるだろうなって」と吐露。今回の24時間マラソン挑戦は上島さんへの思いも胸に秘めていたといい、「そんな大それたメッセージじゃないけど。とりあえず俺やってみます、と」と天国の先輩への決意を明かしていた。